かかとのひび割れがかゆいと、寝る前やお風呂上がりに特に気になりますよね。
結論から言うと、乾燥で皮膚バリアが崩れて刺激を感じやすくなり、かゆみにつながっています。
ただし、同じ「ひび割れ」でも乾燥だけでなく、水虫が原因の場合もあるため注意が必要です。
この記事では、乾燥と水虫の違い、放置するとどうなるのか、今日からできる正しい保湿ケアを分かりやすくまとめます。
かかとのひび割れが「かゆい」のはなぜ?
かかとのひび割れがかゆいのは、乾燥で皮膚バリアが崩れて刺激を受けやすくなるからです。
乾燥して硬くなった角質が割れると、外部刺激が神経に届きやすくなります。
その結果、かゆみが出てしまう流れです。
特に冬は湿度が低くなり、保湿不足や血行の悪さで一気に悪化しやすいです。
乾燥と水虫の違い
| 項目 | 乾燥によるひび割れ | 水虫(角質増殖型) |
|---|---|---|
| 見た目 | 白く粉を吹く・カサカサ | 白く粉を吹く・厚く硬い角質 |
| かゆみ | 軽度・季節性 | ほとんどないか軽度なことが多く(ただし個人差あり) |
| 感染性 | なし | あり(人にうつる) |
| 改善傾向 | 保湿で改善しやすい | 保湿を行っても改善に時間がかかることがある |
乾燥のひび割れの特徴
表面が白っぽく粉を吹くように見えます。
足の裏全体が硬くなり、踏みしめると痛みが強くなる傾向があります。
かゆみはあるものの、ムレとは関係なく季節的に悪化します。
水虫のひび割れの特徴
水虫は「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種が原因です。
かゆみはほとんどないか軽度なことが多く、個人差があります。
皮膚がめくれる症状が繰り返されることがあります。
人に感染する可能性がある点も、乾燥との大きな違いです。
放置するとどうなる?ひび割れ悪化のリスク
炎症→出血→歩行痛
ひび割れ部分から細菌が入り込み炎症が強くなると、腫れや出血につながります。
さらに歩くたびに刺激され、痛みで歩行にも影響が出ることがあります。
治りづらくなる理由
皮膚バリアが壊れた状態が続くと、保湿を行っても改善に時間がかかることがあります。
「治りにくさ」も、放置するほど加速します。
今日からできる正しい保湿ケア
お風呂上がりの保湿が一番効く理由
入浴後は角層に水分が入っている状態なので、保湿成分を閉じ込めやすいです。
まず水分の蒸発を防ぐために、保湿クリームを使いましょう。
ムレにくい靴下と靴選びで再発を防ぐ
ムレは乾燥にも水虫にも悪い方向に作用します。
通気性の良い靴下と靴を選ぶことで、足元の環境が整いやすくなります。
まとめ
原因を理解して対策すれば改善は早い
かかとのひび割れによるかゆみの背景には、乾燥や皮膚バリア機能の低下が関係しています。
原因に合わせて保湿中心のケアを続ければ改善は期待できます。
違和感が長引くなら皮膚科受診を
症状が数週間続く、痛みが強い、水虫の疑いがある。
そんなときは皮膚科で相談するのも安心につながります。


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