かかとのひび割れが続くと「内臓が悪いサインなのでは」と不安になることがあります。
結論から言うと、ひび割れ単体だけで内臓の病気を判断することはできません。
多くの場合は乾燥と摩擦など、皮膚の外側で起きている要因でひび割れは悪化します。
この記事では「ひび割れ=内臓か?」と思った時に、まず見直す優先順位を整理します。
そして生活者ができるケアと、医療機関へ相談した方が良い変化の目安についても紹介します。
かかと ひび割れ 内臓?まず乾燥と摩擦を見直すのが先
ひび割れは「皮膚表面」で起きる現象
かかとのひび割れは基本的に皮膚表面で起きる変化です。
水分が抜けて硬くなると細い力でも割れやすくなります。
空気が乾燥する冬や暖房の使用で角質の水分が逃げやすくなります。
つまり多くは「乾燥と摩擦の積み重ね」が原因になります。
内臓の病気を“ひび割れで特定”はできない
ひび割れだけで内臓の病気を判断することはできません。
ネットには「かかと=内臓のサイン?」といった噂も見られます。
しかし医学的な判断は症状の組み合わせで行われます。
ひび割れ単体だけで病気の有無を読み取ることはできません。
まずは乾燥と摩擦を整えるケアを優先するのが現実的です。
乾燥と摩擦が重なると割れやすい理由
冬は湿度が低く、かかとから水分が逃げやすい
冬や暖房のある部屋では空気が乾燥し、皮膚表面の水分が逃げやすくなります。
入浴後は一時的に水分を含んでも、拭いた直後から急に乾燥していきます。
その状態で保湿がされないと、角質は硬くなり「ひび割れの下地」ができてしまいます。
靴・靴下の摩擦で「片足だけひどい」も起こる
靴のフィット感や素材によって、かかとに常に摩擦がかかることがあります。
片足だけひび割れが強い時は、立ち姿勢や歩き方の癖で力が片方に偏ることもあります。
乾燥+摩擦が同時に起きると、細かい力でも簡単に割れやすくなります。
まずは生活者ができる保湿ケアを優先する理由
保湿タイミングは「入浴後30分以内」が効率的
お風呂から出た後の肌は、水分と油分のバランスが一時的に整っています。
このまま何もしないと、皮膚表面の水分がどんどん逃げていきます。
入浴後30分以内に保湿をすることで、水分の逃げやすさを抑えることができます。
夜の就寝前にもう一度、薄く保湿することで乾燥のロスをさらに少なくできます。
保湿クリームは「何が正義?」ではなく“継続”が正義
成分よりも、まずは毎日続けられる形を作ることが重要です。
塗る量や塗る時間を決めておくと「めんどくさい」が減らせます。
靴下を履くタイミングに合わせて保湿するなど、生活の導線に組むと続きます。
「継続できる仕組み」ができると、肌の状態が安定しやすくなります。
こういう変化があれば皮膚科に相談する目安
痛みが強い・化膿している・出血が続く
ひび割れが深くなり痛みが強い場合は、まず無理に触らないことが大事です。
ジュクジュクしてきたり、化膿が疑われる場合は自己判断せずに皮膚科へ相談が良いです。
出血が繰り返し続く時も、早めに医療機関で診てもらう方が安全です。
保湿を2週間続けても改善が見られない時
保湿ケアを毎日続けているのに、2週間以上状態が変わらないこともあります。
この場合は、乾燥や摩擦以外の理由が関係している可能性もゼロではありません。
水虫かどうかの見分けは自己判断しにくいので、医療機関に相談して確かめてもらうのが確実です。
まとめ
かかとのひび割れは乾燥と摩擦の積み重ねで悪化することが多いです。
ひび割れ単体だけで内臓の病気を判断することはできません。
まずは入浴後30分以内の保湿や、夜の保湿を丁寧に続けてみてください。
継続しやすいやり方を生活の流れに組み込むことが、状態の安定につながります。
だからこそ今夜から、決まった時間の保湿を1つだけ決めてやってみてください。


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